ドライアイで目の粘膜が傷つくと、アレルギー反応が強くなりまぶたがかゆくなることがあります。
ついついまぶたを擦ってしまう…なんてこと、ありませんか?
擦ることでまぶたのたるみはひどくなるので、注意が必要です。
まぶたのたるみに悩んでいる方×ドライアイに悩んでいる方は、まずはドライアイ対策をしっかりしましょう!
- なぜドライアイでまぶたのたるみが起こるのか
- まぶたを腫れさせないドライアイ対策
ここでは今からできる、簡単で効果のあるドライアイ対策を紹介していきます。
ドライアイを防いで、まぶたのたるみを防ぎましょう!
目次
ドライアイがまぶたの腫れを引き起こす?

ドライアイになることで、まぶたが腫れぼったくなったりかゆくなったりすることがあります。
放っておくと、まぶたのたるみが起こることも。
ドライアイってどんな病気なのか、なぜまぶたがたるみやすくなるのかをまず知っておきましょう。
ドライアイは涙の病気!
一般的に「ドライアイ=目が乾燥する」だけと思われがちですが、ドライアイは「涙の病気」です。
ドライアイになると涙の量が不足したり、涙のバランスが崩れて目を均等に潤すことができなくなります。
- 目の乾燥を防止する
- 目を殺菌する
- 目に栄養補給する
- 目を洗浄する
- 黒目の表面を滑らかに保ち、鮮明な像を見えやすくする
涙には目を保護して守るという、とても大切な役割があります。
ドライアイはこのような涙の働きが上手くできなくなり、様々な不快な症状が引き起こされる病気です。
目が乾いてるから目薬させばいいか~!と思いがちなので気を付けましょう
目を擦りやすくなり、まぶたのトラブルに繋がる
ドライアイによる症状には、次のようなものがあります。
- 目がかゆくなる
- 目が重くなる
- 目が赤くなる
- 光がまぶしく感じる
- 物がかすんで見える
- 涙が勝手にでる
- 目が疲れやすくなる
- 目やにが多くなる
目がゴロゴロするなどの不快感や、目やにが出たりかゆくなったりすることから、ドライアイになると、目を触ったり擦ったりすることが多くなります。
目を頻繁に触るとその分まぶたへの刺激となり、まぶたの皮膚が腫れぼったくなったり伸びたりすることも。
そのためドライアイになると、まぶたのたるみが起きやすくなってしまうのです。
ドライアイ増加中!40代からはより気を付けたい
ドライアイは近年患者数がとても増加しているのを知っていますか?
近年ドライアイが増えている理由
- 猛暑によるエアコンの長時間使用
- 高齢化
- スマホやパソコンの長時間使用
- コンタクトレンズの長期間利用
「目が疲れているのかも」と思っていても、実はドライアイだった方も多いと思います。
最近はデジタル機器の長時間利用が原因となりがちですが、単に加齢によってもドライアイは起こります。
放ったまま気を付けないとまぶたのたるみが起きたり、一層たるみがひどくなってしまうことも。
「ただのドライアイだから」と甘く見ないで、治療や対策をすることが大切です。
まぶたの腫れを治す!ドライアイ対策

普段スマホを長時間使っている人のなかで、「まぶたの腫れが気になる」「なんだかまぶたがたるんできた」という方はドライアイ対策をしましょう。
ドライアイを治すことで、まぶたのたるみを軽減したり、それ以上ひどくなるのを防ぐことができます。
具体的に今からできるドライアイ対策を紹介するので、ぜひできる限り実践してください。
❶部屋の乾燥を防ぐ
普段エアコンを使っている方は特に部屋の乾燥に気を付けましょう。
空気が乾燥している部屋で過ごしていると、涙はじわじわと蒸発していきます。
- エアコンの風向きを変える
- 加湿器を使って湿度50%を保つ
- 部屋に濡れたタオルを干す
など、乾燥を防ぐようにしましょう。
特に秋冬は暖房器具を使うと、部屋の空気はより乾燥します。
加湿をきちんとすることでドライアイを防ぐだけでなく、風邪なども引きにくくなりますよ。
❷マイボーム腺の詰まりをなくす
まぶたに存在する「マイボーム腺」は、油成分を分泌して涙の蒸発を防いでいます。
ドライアイになっている方は、このマイボーム腺に脂が詰まっていることが多いようです。
手のひらを擦り合って温め、そっと目を包み込んだり、ホットタオルを使って目を温めたりするだけで、脂はじわじわ~っと、溶けていきますよ。
マイボーム腺の詰まりがなくなると涙の分泌が良くなり、蒸発しにくくなるので、結果ドライアイが改善します。
疲れ目にも良いので、普段からやってみましょう!
❸コンタクトからメガネに変える
普段コンタクトレンズを使っている方は多くいるかと思います。
コンタクトレンズは眼球そのものに乗っているのではなく、涙の上に乗っている状態で使用します。
そのため長時間の利用は涙を吸い上げ、涙のバランスが崩れてしまい、乾燥しやすくなります。
できることなら普段はメガネを使ったり、家に帰ってきたらメガネに変えるなど工夫をしましょう。
「でもやっぱりコンタクトがいい」ということなら、低含水レンズを使ったり、1dayタイプのものを使うと、涙の乾燥を防ぐことができるのでおすすめです。
❹食生活を改善する
ドライアイがなかなか改善されない方におすすめなのが、食生活の改善です。
涙の状態を安定させるためには、目の健康に良い食べ物を積極的に取り入れるようにしましょう。
特におすすめなのが、ビタミンAを多く含む食べ物です。
- にんじん
- ほうれん草
- 鶏レバー・豚レバー
- ほたるいか
- 春菊
ビタミンA以外にも、ビタミンB、ビタミンC,ビタミンDもドライアイには効果的!
普段の食生活でビタミン不足を感じている方は、ドライアイ対策だけでなく食生活改善として普段の食事を見直してみても良いですね。
まとめ
まぶたのたるみはドライアイからも起こります。
次の対策をして、ドライアイを改善してみませんか?
- 部屋の乾燥を防ぐ
- マイボーム腺の詰まりをなくす
- コンタクトからメガネに変える
- 食生活を改善する
ドライアイが良くなることでまぶたのたるみも今までより気にならなくなるかもしれませんよ。
少し気を付けるだけでも目のだる重さはスッキリするので、まずはできることから始めてみましょう